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分離症とすべり症って違うの?
こんにちは!オークス鍼灸整骨院です(^^)
前回は腰部脊柱管狭窄症についてお話をしました。
今回は、分離症とすべり症についてお話をしていきます!
もくじ
分離症とは?
- 分離症の症状
- 分離症の原因
- 分離症の検査・鑑別
すべり症とは?
- すべり症の症状
- すべり症の原因
- すべり症の検査・鑑別
分離症とすべり症の予防
オークス鍼灸整骨院でできること
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保険施術
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スポーツコンディショニング
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アロママッサージ
分離症とは?
分離症(脊椎分離症)とは、骨がまだ成長しきっていない若年時にスポーツなどの負荷によって、
腰骨の後方に疲労骨折を起こし、亀裂が生じることで腰骨が分離してしまうものです。
腰骨は全部で5つありますが、傾斜が大きく負担がかかりやすい1番下の第5腰椎(次いで第4腰椎)で好発します。
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分離症の症状
主症状はもちろん腰痛ですが、おしりや太ももの外側に鋭い痛みが出ることもあります。
腰を反ったり捻ったりした時やジャンプの着地時などの運動の他に、長時間立ったままや
座ったままの状態が続くことでも痛みが誘発されます。
痛みが影響することで、腰の筋肉の緊張が高まります。
安静時には痛みがないこともあり、分離症の発症に気づかずにそのまま放置してしまうことも珍しくありません。
加齢に伴って分離した箇所が変形することで、神経を圧迫して腰から片脚にかけて坐骨神経痛が生じることも・・・
腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別が必要です。
また、両側(左右)分離症の場合、次項目で紹介する脊椎分離すべり症に進行するケースもあるので注意が必要です。
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分離症の原因
成長期に、野球、サッカー、テニス、バスケットボール、バレーボールなどの腰の前後屈やひねり、
ジャンプからの着地などの動作を繰り返すスポーツの過度の練習「腰の使いすぎ」が原因で発症します。
10~15歳の男児に多く、一般人の5%、スポーツ選手では30%~40%が分離症を起こしているといわれています。
まれに先天的な原因で発症する場合もあります。
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分離症の検査・鑑別
医師の診察を受け、レントゲン画像検査を行い、骨折線の有無と程度を調べることにより判断します。
画像診断から初期(ひびが入った状態)
進行期(初期よりも分離が進んでいる状態)
終末期(完全に分離した状態)の3つに分類することができます。
初期の段階ではレントゲンでは確認できないことが多いため、
CT検査やMRI検査を行うことでより正確な判断がされることがよくあります。
初期と進行期であれば骨が癒合する可能性はありますが、終末期の場合は骨癒合が期待できなくなります。
すべり症とは?
腰椎すべり症とは、何らかの原因により腰の骨がずれてしまう病気です。
腰椎すべり症は、「分離すべり症」「変性すべり症」の2つに別けることができます。
「分離すべり症」は、分離症が原因でずれてしまうもので、
背骨の本体である椎体と関節を支えている椎弓が分離してしまう状態のことをいいます。
骨が分離しているうえにずれる。
「変性すべり症」は、加齢に伴い骨と骨の間にある椎間板や靭帯など、
腰椎を安定化している組織が変性したことでずれてしまった状態を指します。
骨が分離していない。
変性すべり症は第4腰椎が多く、次に第5腰椎、第3腰椎に見られます。
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すべり症の症状
分離すべり症
腰痛が生じやすく、腰を後ろに反らす動作など、分離部分に負荷が掛かる動作で痛みが増強します。
分離部などで神経への圧迫が生じてくると、下肢の痛みやしびれなどを生じることもあります。
変性すべり症
主な症状は、腰痛、下肢痛、下肢のしびれです。
すべりによって腰部脊柱管狭窄症と同じような状態になるので、間欠性跛行(イラスト参照)が出る場合もあります。
歩行障害、足のしびれや冷感、違和感などさまざまな下肢の症状がでることもあります。
座っている時など安静時にはあまり症状が出ずに、立ったり、動いたり、長時間歩いたりすることによって、
腰痛や下肢痛、しびれが増強するのが特徴です。そして病気が進むと安静時でも痛くなるようになります。
また、変性すべり症の起こる部位は、神経がまとまってある部分で、
尿や便など排泄の機能を支配している神経も通っているため、膀胱直腸障害をきたすこともあります。
さらに、会陰部障害といって、股の付け根から陰部にかけての知覚障害やほてり感が出ることもあります。
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すべり症の原因
分離すべり症
思春期のスポーツ活動などによる腰の骨の疲労骨折である「腰椎分離症」に引き続いて生じます。
第5腰椎に多いのが特徴です。
変性すべり症
明らかな原因は不明ですが、多くは加齢とともに椎間板や靭帯、関節など腰椎を固定している組織が変性を起こし、
それに伴って腰椎の安定性が失われ腰椎にずれ(すべり)が出現します。
そのため、分離すべり症に比べ高齢で発症し、骨などの組織が変性を起こしやすい女性に多いようです。
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すべり症の検査・鑑別
レントゲン検査、必要であればMRI検査を行った上で診断します。
腰椎の「ずれ」に関しては、レントゲン検査を用いて腰椎を前後に曲げた状態での撮影を行うことで
不安定性の程度を診断します。
ですが、下肢の痛みやしびれ、歩行障害をと言った腰椎すべり症と似たような症状の病気としては、
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症や脊髄腫瘍なども考えられるため、これらの病気との鑑別も重要となります。
分離症とすべり症の予防
分離症の予防では
10代に発症するリスクが高いため、腰を捻る動作を行うスポーツを行っているのであれば
ウォーミングアップ、クールダウンに股関節、腰回り、お尻回りのストレッチを念入りにするようにしましょう。
腰回りの筋肉をつけることでも予防することができますが、
筋トレで腰椎分離症になってしまうこともあるため、無理な筋トレは気を付ける必要があります。
疲労骨折に分類されるため、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなど骨の形成に役立つ栄養素をしっかりとりましょう!
カルシウムとビタミンDを一緒に摂ると腸でのカルシウム吸収率がアップします!
また、タンパク質が不足してしまっても骨密度の低下を助長してしまうのでタンパク質も積極的に摂ってください。
カルシウム・・・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、青梗菜、大豆製品など
ビタミンD ・・・鮭、うなぎ、サンマ、めかじき、しいたけ、きくらげ、卵など
※日光を浴びることで、ビタミンDを体内でつくることができます。
冬であれば30~1時間程散歩に出かけたり、夏は木陰で30分程過ごすだけでもgood!(^^)
ビタミンK ・・・納豆、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、にら、キャベツなど
タンパク質・・・肉類(特に鶏むね、ささみ)、魚介類、たまご、大豆製品、乳製品 あとはプロテイン!
すべり症の予防では
分離すべり症は、分離症を予防するしかありません。
正直、変性すべり症に対する効果的な予防法はありません。
しかし、腰回りやおなかの筋肉を鍛えておくこと、腰を動かして日常的にストレッチをするなど、
腰への負担軽減につながる一般的な「腰痛」予防を継続的に行うことが大切です。
肥満がある場合には適度な運動や食事療法により減量も図ります。
日常生活の中で常に腰に負担をかけないように注意したりして生活を送る必要があります。
オークス鍼灸整骨院でできること
- 保険診療
当院は国家資格の柔道整復師が在籍しておりますので、保険施術を行っています。
保険適応の症状については、外傷性の骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷で内科的疾患がないものとされます。
慢性的な症状については保険適応外です。
※骨折・脱臼の施術を整骨院で受けるには、医師の同意が必要になります。
例えば、運動中に腰を捻ってしまった、荷物を運んでいるときに階段を踏み外して腰を打ってしまったなどであれば保険適応になります。
これは保険が使えるのかな?とお困りの方は一度オークス鍼灸整骨院にお問い合わせください。
保険適応ができない慢性的な腰痛にはこちらのスポーツマッサージがおすすめです!
心地よいリズミカルな刺激で優しく筋肉をマッサージします。
筋肉に優しく刺激を加えるマッサージなので、筋肉の緊張がほぐれ『疲労回復』『コンディション維持』に効果的です。
筋肉本来の働きを甦らせたり、潜在能力を発揮させる働きがあります。
強い刺激が苦手な方でも気に入っていただける手技です。
女性の方はこちらのアロママッサージも受けていただけます!完全個室でご案内しております(^^)
オークス鍼灸整骨院のアロママッサージでは4種類のブレンドしてある香りの中からお好きな香りをお選びいただけます。
お好みの匂いを感じながらゆったり背中・腰・脚などをほぐすことで、日々の疲労解消に効果的です。
またアロマの香りと優しいマッサージで心身ともにリラックスしていただけると思います。
なにか気になることがございましたら、お気軽にオークス鍼灸整骨院柏店にお問い合わせください!
次回は「子どもの腰痛」についてお話をしていきます!