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花粉症が身体に及ぼす影響!【後編】原因を探る!
こんにちはオークス鍼灸整骨院です!
今回は花粉症が身体に及ぼす影響についての後編をお送りします(^^)/
後編は花粉症の原因について詳しくお話します!
前回の記事はこちら↓
もくじ
- Ⅰ型アレルギー反応
- Ⅳ型アレルギー反応
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遺伝要因
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環境要因
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肩こり・猫背整体
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スポーツコンディショニング
花粉症を引き起こす植物は60種以上が報告されている。
春先に大量に飛散するスギの花粉が原因であるものが多い。
ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギなど他の植物の花粉によるアレルギーを持つ人も多くいる。
特にスギ花粉症患者の7 – 8割程度はヒノキ花粉にも反応する。
また、「イネ科」と総称されることからもわかるとおり、その花粉症の患者は個別の植物ではなくいくつかのイネ科植物の花粉に反応することが知られている。
これらは花粉に含まれているアレルゲンがきわめて類似しているため、交差反応(※)を起こしている。
※ 花粉症が身体に及ぼす影響!【前編】様々な症状を知ろう!の交差反応を参照
【花粉症の地域差】
北海道ではスギ花粉症は少なく、イネ科やシラカバによる花粉症が多い。
中国地方、特に六甲山周辺において、大量に植樹されたオオバヤシャブシによる花粉症が地域の社会問題になったこともある。
北陸の稲作が盛んな地域では、他地域よりもハンノキ花粉症が多い。
シラカバ、ハンノキ、ヤシャブシ、オオバヤシャブシなどは口腔アレルギー症候群(※)をおこしやすい。
※ 花粉症が身体に及ぼす影響!【前編】様々な症状を知ろう!の口腔アレルギー症候群を参照
アメリカ合衆国ではブタクサ、ヨーロッパではイネ科の花粉症が多い。
北欧ではシラカバ等カバノキ科の花粉症が多い。
日本人の主食の米となるイネは、開花期が早朝でごく短く、水田で栽培されるため、花粉症の原因になることは少ない。
- 花粉症は、患者が空中に飛散している植物の花粉と接触した結果、後天的に免疫を獲得し、その後再び花粉に接触することで過剰な免疫反応、すなわちアレルギー反応を起こすものである。アレルギーの中でも、IgE(免疫グロブリンE)と肥満細胞(マスト細胞)によるメカニズムが大きく関与する、即時型のI型アレルギーの代表的なものである。同じI型アレルギーが主であるアトピー性皮膚炎では、IV型のアレルギー反応も部分的に関与するといわれる。花粉症でも、皮膚症状が出る場合は、IV型(すなわち接触性皮膚炎、いわゆるかぶれ)が関与している場合もあると考えられている。
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・I型アレルギー反応
花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜんそく、食物アレルギーなど、一般的に「アレルギー」と言われるこれらの疾患は、Ⅰ型に分類されます。
アレルギーを引き起こす原因となる物質のことを「アレルゲン」または「抗原」と言いますが、抗原を認識して、5~15分で反応が起きるため、「即時型アレルギー」とも言います。
抗原に対するIgEという抗体が、結合組織や粘膜に存在する肥満細胞と結合することで、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンという化学伝達物質が放出されます。
これらの物質が血管の透過性を亢進させて浮腫を起こしたり、好酸球を呼び寄せて炎症を引き起こします。
その結果、鼻汁分泌や皮膚のかゆみ、気管支喘息が起こります。
また、血管の拡張を引き起こすため血圧が低下し、重症になるとアナフィラキシーショックとなります。
症状は一過性であり、通常は数時間以内におさまります。
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・IV型アレルギー反応
Ⅳ型は第1段階:感作相と、第2段階:惹起相から成り立ちます。
侵入した抗原が抗原提示細胞(皮膚ではランゲルハンス細胞)によって取り込まれ、これを認識したTリンパ球が活性化して、Th1リンパ球に分化します。この際、メモリーT細胞と言われる抗原提示を記憶したTリンパ球も作られて、2回目以降の侵入に迅速に対応できるように準備します。
ここまでの現象が感作相であり、“感作(かんさ)される”と言います。
一度感作が成立すると、病原菌などに対する免疫と同様、「花粉は異物である」との情報が記憶されるため、原則的に花粉症の自然治癒は困難となる。
次に、抗原が2回目以降の侵入したときに、抗原提示細胞を介してメモリーT細胞が速やかに活性化して、様々な炎症性サイトカインを放出して、侵入後48時間をピークに炎症が引き起こされます。
この現象が惹起相で、実際に症状が現れることになります。
反応までに時間がかかるため、「遅延型アレルギー反応」と言います。
接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、薬疹、ツベルクリン反応など。
花粉症の患者では、原因植物の花粉に対するIgE量が多いことは明らかであり、これがアレルギーを起こす直接の原因である。
しかし、花粉症の原因となる花粉と接触しても全ての人が花粉症になるわけではなく、IgEが多くても発症しない人がいる。
またIgEの量と重症度とは必ずしも相関しない。
なぜこうしたことがあるかについては、遺伝要因や環境要因などさまざまな要因の関与が考えられているが、全貌は明らかになっていない。
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・遺伝要因
遺伝要因については、広く体質(いわゆるアレルギー体質)と呼ばれるものが相当する。
しかし広義の体質は、遺伝による体質と、出生後に後天的に獲得した体質とが混同されているため、これらは分離して考える必要がある。
アレルギーになりやすい遺伝的素因、すなわちIgEを産生しやすい体質は劣性遺伝すると考えられており、親が花粉症だから子どもも必ず花粉症になるというのではない。
遺伝的要素のほかにも同じ環境で生活しているため、親子で花粉症になる可能性はある。
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・環境要因
高度経済成長による建築用木材の需要増大で生育が早く加工が容易でまっすぐに成長する杉や檜などの針葉樹の植樹が各地で行われた。
高度経済成長の終息や海外から安い木材が輸入されるようになると、日本の針葉樹林は放置され大量の花粉を排出するようになった。
杉や檜は樹齢30年を過ぎると子孫を残す段階に移行するため、特に多くの花粉を排出するようになる。
近年の花粉症患者の増大はそのためと考えられる。
ディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれる微粒子や、ガソリンエンジンからも排出される窒素酸化物、オゾンなどの大気汚染物質に長期間暴露されることにより、アレルギー反応を増幅するなどの影響が指摘されている。
自動車タイヤと道路の摩擦から発生する道路粉塵、煙草の煙や換気の悪い室内での暖房時に出るガス状物質、黄砂や土ぼこりなども、症状を悪化させるという報告がある。
その他、ハウスダストによって幼少時期にアレルギー性鼻炎や小児喘息などを発症し、それが原因で花粉症にもなりやすくなっている人もいるとの考え方がある。
すなわち、なんらかのアレルギーになると、それがきっかけで違うアレルギーにもなりやすくなるというものである。
建材などから発生する有毒化学物質や食品中の添加物の影響を考えるむきもあるが、花粉症との関連は調査されていない。
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引用・参考文献