BLOG
ブログ

2020.12.25

下肢への痺れ…脊柱管狭窄症かも?

こんにちは!オークス鍼灸整骨院です(^^)

前回は『腰椎椎間板ヘルニア』についてお話をしました。

前回の記事はこちらから

今回は、脊柱管狭窄症についてお話をしていきます。

 

もくじ

脊柱管狭窄症とは

  • 脊柱管狭窄症の症状

  • 背骨の(腰椎)の構造

  • 脊柱管狭窄症の原因

脊柱管狭窄症の診断方法

 

脊柱管狭窄症になってしまったら?

  • 治療

  • 予防

オークス鍼灸整骨院でできること

  • 保険診療

  • スポーツマッサージ

  • アロママッサージ

  • 骨盤矯正

   

脊柱管狭窄症とは

  • 脊柱管狭窄症の症状

まずは脊柱管狭窄症の主な症状を見ていきましょう。

腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありません。

ですが下記のような症状が出ることがあります。  

◇立位や歩行(長距離など)で痛みがでる

◇痛みが出た際に、座って休憩すると痛みがなくなる(間欠性跛行)

◇前かがみになっていれば痛みがラクになる

◇お尻から脚にかけて痛みがある

◇下肢にしびれがある   があげられます。  

 

脊柱管狭窄症の症状で一番特徴的な症状が、

『一定の距離を歩くと、ふくらはぎなどにうずくような痛みやしびれ、 疲労感があって歩行が次第に困難になり、しばらく休息すると治まるものの、 また歩き続けると再び痛みだす』という『 間欠性跛行(かんけつせいはこう) 』です。 ですが、閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)という病気によるものでも出る症状ですので鑑別が必要になります。

 

  • 背骨(腰椎)の構造

腰部がどのようになっているのか、なぜ痛みが出るのでしょうか。

背骨の構造を見ていきましょう(^^)

背骨は頸7個、胸12個、腰5個、仙骨1個、尾骨1個で成り立っています。(イラストは腰の部分のみ)

1つ1つの骨を椎骨、腰の部分を腰椎と言います。  

 

そして、椎間板椎間関節靱帯により連結されています。

靱帯は5つあり、椎骨1つ1つを繋げています。

この靱帯たちは脊柱に強固な支持性を与え、なおかつ可動性も許容しています。

 

そして、椎骨を上から見ると、椎孔という穴が開いています。(左画像)

頸椎、胸椎、腰椎各骨に開いています。この椎孔が連なってできたのが脊柱管です。(右画像)

この脊柱管には神経が通っており何らかの影響を受け狭くなってしまったものを脊柱管狭窄症と言います。      

 

  • 脊柱管狭窄症の原因

原因の多くは加齢に伴う組織の変性によるものと言われていますが様々なことが原因で起こります。

年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、

椎骨をつないでいる椎間関節に骨棘(骨がとげのようになったもの)ができたり

黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなり、

それによって神経が圧迫を受け 神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。

腰椎の位置がずれる腰椎変性すべり症や、椎骨の間にある椎間板がはみ出す腰椎椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症の原因となります。

他にも骨粗しょう症や、脊椎周辺にできた腫瘍が原因となるケースもあるため注意が必要です。

脊柱管狭窄症には神経が圧迫される場所によって3つの型があり、

脊椎の中心にある脊柱管が狭くなって神経が圧迫されるものを「馬尾型」

脊椎から外に向かう神経根が圧迫されるものを「神経根型」

その両方が合わさったものを「混合型」と呼びます。※このイラストは馬尾型   また、50歳以上で年齢が高くなるほど脊柱管狭窄症になりやすくなり、腰椎の4と53と4の部位で好発します。

 

脊柱管狭窄症の診断方法

年齢が40代後半以上で、立位や歩行で下肢痛やしびれが生じる場合疑います。

痛みやしびれが脊柱管が狭くなる体位(立位、後方伸展)で誘発されるかどうか調べます。
診察により「腰椎由来かどうか」「痛みが脊柱管の広さ狭さに関係するか」また「病状の程度」などが明らかになります。
更に、レントゲンやMRIなど画像診断を行います。
・前方すべりや側方に腰椎がすべっていないか
・変性による側弯の変形はないか
・椎間不安定性はないか  など
更に詳しく判断する場合にはレントゲンよりMRIのほうがより狭窄を判断できます。
医療機関により撮影が異なりますので、かかりつけの医療機関でご確認ください。

 

脊柱管狭窄症になってしまったら?

  • 主な治療

手術ではない治療としては

リハビリテーション

・コルセット

・神経ブロック

・脊髄の神経の血行を良くする薬 などがあり、これらで症状が改善することもあります。

軽症から中等度のうち1/3くらいの方は、自然によくなると言われています。

ですので、運動麻痺がなく日常生活に支障を感じていない場合は最初にお話をした間欠性跛行があっても、

まず手術をしないでしばらく様子を見るということが多いようです。  

狭窄の症状がある程度高度で、下肢のしびれが強い場合下肢痛が強い場合、また間欠性跛行が高度な場合、

日常生活での支障が大きい場合は手術を検討したほうがいいでしょう。

狭窄部で神経組織が圧迫されている場合、狭窄を解除し神経への圧迫を除去すると症状は良好に改善することが期待されます。

狭窄症の原因となっている厚くなった黄色靭帯など神経の圧迫を除去することで症状を解消することができます。

また狭窄部位で椎間に不安定性がある場合は除圧後に椎間を固定することで不安定性をなくすこともできます。

近年、MRIなど画像検査の進歩により、腰の検査で狭窄症が認められるが、症状は軽く日常生活にはほとんど困らない...

という方もたくさん見かけるようになりました。手術を含めて治療の必要があるかどうかは、

あくまで日常生活や社会生活をする上でどれだけ困っているかを判断の拠り所にするのがよいと思います。

主治医の先生とよく相談して決めてください。

(徳洲会グループ 脊柱管狭窄症)  

 

  • 予防

腰部脊柱管の予防には、腰に負担をかける姿勢や動作を避け背骨を適度に動かすことが大切です。

  腰に負担をかける姿勢を避ける 過度な腰への負担は腰部脊柱管狭窄症を招くので避けた方がいいです。

長時間のデスクワークで猫背の姿勢を続けると、椎間板に負担がかなりかかってしまいます。

1時間に1回は立ち上がって歩くようにしましょう。 一方で長時間の立ち仕事で腰を反らした姿勢を続けると、

椎間板に負担がかかります。 また荷物を持ち上げるときは腰を曲げるのではなく、

膝を曲げて腰を落としてから持ち上げるようにしましょう。 加齢によるものはどうしても防ぐことはできません。

ですが、筋肉の硬さが原因で腰椎に負担きてしまい、脊柱管狭窄症になってしまった。などは 防ぐことができます。

無理な体勢や、座っぱなしなど同じ姿勢でずっといないようにするだけでも、 脊柱管狭窄症を防ぐことができます。  

 

オークス鍼灸整骨院でできること

  • 保険診療

当院は国家資格の柔道整復師が在籍しておりますので、保険施術を行っています。

保険適応の症状については、外傷性の骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷で内科的疾患がないものとされます。

慢性的な症状については保険適応外です。

※骨折・脱臼の施術を整骨院で受けるには、医師の同意が必要になります。

例えば、運動中に腰を捻ってしまった、荷物を運んでいるときに階段を踏み外して腰を打ってしまったなど

であれば保険適応になります。

これは保険が使えるのかな?とお困りの方は一度オークス鍼灸整骨院にお問い合わせください。

保険適応ができない慢性的な腰痛にはこちらのスポーツマッサージがおすすめです!

心地よいリズミカルな刺激で優しく筋肉をマッサージします。

筋肉に優しく刺激を加えるマッサージなので、筋肉の緊張がほぐれ『疲労回復』『コンディション維持』に効果的です。

筋肉本来の働きを甦らせたり、潜在能力を発揮させる働きがあります。

強い刺激が苦手な方でも気に入っていただける手技です。

女性の方はこちらのアロママッサージも受けていただけます!完全個室でご案内しております(^^)

オークス鍼灸整骨院のアロママッサージでは4種類のブレンドしてある香りの中からお好きな香りをお選びいただけます。

お好みの匂いを感じながらゆったり背中・腰・脚などをほぐすことで、日々の疲労解消に効果的です。

またアロマの香りと優しいマッサージで心身ともにリラックスしていただけると思います。

腰の状態がよくなってきたら骨盤を矯正し、腰痛の出にくい身体に整えていきましょう!

矯正と聞くとバキバキされて痛いんじゃないか?と思う方も多いと思いますが、

オークス鍼灸整骨院で行う骨盤矯正プログラムは、 骨盤に関係する筋肉に着目して行うので痛みが少なく、

むしろ「気持ちいい」というお言葉をいただいております。

慢性的な腰痛の方は骨盤の歪みが原因で腰痛が出ている可能性があります。

また、骨盤(骨)だけではなく、関係する筋肉を整えることで効果が長持ちします。

 

 

なにか気になることがございましたら、お気軽にオークス鍼灸整骨院  佐倉志津店にお問い合わせください!

次回は「腰椎分離症・すべり症」についてお話をしていきます!