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花粉症が身体に及ぼす影響!【前編】様々な症状を知ろう!
こんにちはオークス鍼灸整骨院です!
今回は花粉症が身体に及ぼす影響について前・後編に分けてお送りします(^^)/
前編は「花粉症の症状」について詳しくお話します!
もくじ
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花粉症の症状
【一次症状】
【二次症状】
【鑑別症状】
【その他の特徴】
【喘息との関係】
【アナフィラキシーショック】
【季節性アレルギーこり】
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肩こり・猫背整体
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スポーツマッサージ
花粉症とは、I型アレルギーに分類される疾患の一つ。
植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことをいう。
別名、枯草熱(こそうねつ)。
北海道の大半と沖縄を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多い。
今回はそんな花粉症についてお話していきましょう。
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花粉症の症状
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【一次症状(一般的な症状)】
- 主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみとされ、一般に花粉症の4大症状と呼ばれる。耳鼻科領域においては、目のかゆみを除外したものを3大症状と呼んでいる。
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【二次症状】
- 鼻詰まりによって匂いが分からなくなることで口呼吸をするため、喉が障害される。
後鼻漏と呼ばれる喉に流れる鼻汁により喉がイガイガしたり、咳や痰が出る。
喘息に似た症状が出ることもあり、すでに喘息患者である場合はその発作が起きることもある。
目の異物感や流涙、目やにが出現する。
不適切にコンタクトレンズを使用している場合、巨大乳頭結膜炎(※1)などにもなり得る。
耳の奥の痒みが出現する。小児の場合、痒みなどから鼻をいじることで、鼻血の原因になることも。
副鼻腔炎(※2)を合併する。
頭痛や頭重感、微熱やだるさなどの全身症状を呈する。ニセアカシアなどの花粉症では症状が比較的重く、これらの症状を示す場合が多い。
口から入った花粉や花粉を含んだ鼻水を飲み込むことにより、下痢・吐き気・腹痛などの消化器症状が出る。
目の周りや目の下、首筋などによくみられる炎症などの皮膚症状は、花粉症皮膚炎と呼ばれる。
アトピー性皮膚炎の患者は、花粉症の時期にかゆみが増す。
花粉の種類と量によっては、稀にアナフィラキシーショックを起こす。
睡眠不足、集中力欠如、イライラ感、食欲不振等を生じる。
うつなど心理的影響を呈する場合もある。
髪の毛が抜けるなど、抜け毛・脱毛の原因となることもある。
※1…巨大乳頭結膜炎
巨大乳頭結膜炎とは、上まぶたの裏側に大きなブツブツ(乳頭)が発生して炎症を起こしている状態。
アレルギー性結膜炎の一種で、コンタクトレンズの付着物などに対するアレルギー反応と考えられている。
症状としては、かゆみ、目やにが増える、充血する、目がくもる、など。
まぶたの裏側にブツブツができて凸凹になって、コンタクトレンズが上のほうにずれやすくなり、レンズがすぐに汚れてしまったり、レンズのつけ心地が悪くなる場合もある。
※2…副鼻腔炎
副鼻腔炎とは、鼻汁が風邪と同様に粘度の高いものになり、眉間や目の下など、顔の奥の部分に重い痛みなどを感じることが特徴。
症状を感じないこともある。特に小児に多い。
後鼻漏も合併しやすく、鼻水が気道に入ると気管支炎の原因となる。
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【鑑別症状】
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- ①風邪との鑑別
- 花粉症は、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみが特徴的。
- 感染症である鼻風邪であれば、一般的には目のかゆみはなく、数日のうちに鼻水は粘性の高いものになり、さらに黄色や緑など色のついたものとなる。
- また、屋外のほうが花粉が多いため、症状も強くなるという点も風邪との違いである。
- ②他のアレルギーとの鑑別
- 屋内のほうが症状が強い場合、ほこりなどのハウスダスト等によるアレルギー性鼻炎を疑ったほうがよい。
スギ花粉飛散の前から症状を呈する患者も多くいるが、実際にごく微量の花粉に反応している場合だけでなく、季節特有の乾燥や冷気によるものもあると考えられている。
患者は自己診断に頼らず、専門家の診断を受けることが望ましい。
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【その他の特徴】
- ①症状には個人差がある
- 患者により、くしゃみや鼻水がひどいタイプと、鼻詰まりがひどいタイプ、どちらもひどいタイプなどに分けられる。
- 症状の程度も個人により異なる。
- そうした症状のタイプと重症度により、適した治療、薬剤なども異なる。
- 目の症状の重症度などによっても治療法は異なる。
- これらの重症度などはくしゃみの頻度などを記録してスコア化することによって調べることができる。
- 同じ花粉飛散量であっても症状の程度が異なるほか、どの程度の花粉で症状が出るかの敏感さも個人によって異なる。
- ②花粉飛散量と症状は相関しない
- 花粉飛散量が2倍になったからといって、症状が2倍ひどくなるわけではない。
- 多量の花粉に曝露されると症状も悪化するが、少量であっても連続すると重症化していくのも特徴。
- 一旦最重症化すると、少々の花粉量の変化では症状は変化しなくなる傾向があり、花粉飛散期が終了しても、症状はなかなか改善しない。
- ③モーニングアタックを起こすことがある
- 目覚めのときに強く症状が出ることもあり、俗にモーニングアタックといわれる。
- 就寝中に吸い込んだ花粉が目覚めとともに症状を引き起こしたり、自律神経の切り替えがスムーズにいかないのと、鼻粘膜における高まった過敏性とが相まって症状が出ると考えられている。
- 緊張すると症状がおさまる、リラックスすると症状が出てくるなども、自律神経のバランスの具合によって説明されている。
- リラックス時や就寝時には副交感神経が優位となり、その場合に症状が出やすい。
- 鼻における自律神経失調症ともいうべき症状は血管運動性鼻炎といい、一般に気温差などにより鼻水が多く出るのが特徴である。
- 雨の日なのに症状がひどい場合、花粉症にこれが合併していると考える。
- ④遅発相と呼ばれる症状もある
- 6 – 10時間程度遅れて出てくる症状を遅発相という。
- 花粉がないはずの室内で、就寝前などに強い鼻詰まりに悩まされる場合などがこれにあたると考えられている。
- 空気清浄機等を使用しても症状の改善がない場合は、遅発相の可能性あり。
【喘息との関係】
喘息の様な発作については、咳が多く出たり呼吸機能の低下がみられ、重症例では呼吸困難になることもある。
そうなった場合は速やかに救急医療機関を受診するか、救急車を呼ぶべきである。
従来は、花粉の粒子サイズから、それらは鼻で捕らえられるために下気道の症状である喘息などは起きないとされていたが、近年の研究でスギ花粉の周りに鼻を通過するサイズの微粒子が多数付着していることがわかり、それらを吸引することで喘息が起こり得ることがわかってきた。
二次飛散を繰り返すうちに一部の花粉が細かく砕かれるとの推測もある。
【アナフィラキシーショック】
花粉によってアレルゲン性の高さも異なり、花粉の種類と量によっては、まれにアナフィラキシーショックを起こすこともある。
重症者や、特に喘息の既往症のある患者は、激しい呼吸によって多量の花粉を吸引するおそれがあるような運動はなるべく避けるべきである。
果物などを食べると口の中にかゆみやしびれなどを生じる口腔アレルギー症候群(※3)を起こす場合もある。
特に北海道に多いシラカバ花粉症でよくみられるほか、関西で多いヤシャブシ花粉症などでもみられる。
リンゴ、モモ、ナシ、イチゴなど、バラ科の果実に反応することが多い。
他に、メロンやトマトにも反応するという。
※…口腔アレルギー症候群
口腔アレルギー症候群は、生の果物や野菜、大豆(主に豆乳)などを食べたあとに、唇や口の中、のど、耳の奥などにかゆみや腫れ、痛みなどを感じるものです。
花粉と果物などのように異なる物質であっても、アレルゲンとなるたんぱく質の構造が似ている場合があります。
ある花粉にアレルギー反応をおこしたことがあると、それと似たたんぱく質を含む果物に対してもアレルギー反応が出やすくなります。これを交差反応といいます。
症状は比較的軽い場合が多いのですが、シラカバなどカバノキ科の花粉症の人が豆乳を摂取してアナフィラキシーをおこした例もあります。
口腔アレルギー症候群の場合は、果物や野菜はよく加熱すれば症状はおきにくいとされています。
しかし、果物アレルギーでは加熱してもアナフィラキシーをおこすタイプもあるので注意が必要です。
【季節性アレルギーこり】
アレルギー疾患が原因のくしゃみやせきによって肩こりや首こり・背中の痛みや倦怠感を引き起こします。
花粉症の代表的なアレルギー源であるスギやヒノキの花粉は2月ごろから飛散しはじめて5月ごろまでにピークを迎えますが、この時期にはくしゃみやせきなどの花粉症対策だけでなく、季節性アレルギーこりについてもしっかりと備えておくことが大切です。
首こりや肩こり・背中の痛みといった症状が現れてしまう理由はくしゃみやせきをする時の姿勢にあります。
くしゃみやせきをする時には体に力が入り、自然と前傾姿勢になってしまいます。
そのため首や肩・背中の筋肉に負荷がかかって、こりや痛みといった症状を引き起こしてしまうのです。
前傾姿勢を維持するようになると、呼吸に関係する筋肉の働きが悪くなります。
体内に取り込む酸素量が減少することで血行不良を起こすため、姿勢についても気を付けましょう。
花粉症の影響によっておこる、肩こりや全身の疲労におすすめのメニューをご紹介します。
肩こり・猫背整体の手技に含まれる、「肩甲骨はがし」で肩甲骨周りの凝り固まっている筋肉をほぐし、肩甲骨の可動域を拡大することで、肩こりや姿勢不良などの改善ができます。
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引用・参考文献