- 予約優先
- 043-462-4861
BLOG
ブログ
安静が逆効果になることが?頚椎捻挫とはどんなケガ??
こんにちはオークス鍼灸整骨院です!
前回は頚椎椎間板ヘルニアについてお話ししました。
今回は頚椎捻挫についてお話ししていきたいと思います(^^)/
これまでの肩こりの記事はこちら
ガチガチの肩甲骨はマッサージではがして、肩甲骨の動きを取り戻そう!
ストレッチで肩甲骨をはがして、ガチガチの肩甲骨から卒業しよう!
スマホ首になっていませんか?正しい姿勢で肩こりのない身体へ!!
あなたの肩こり、頚椎症が原因かも!?~脊髄症と神経根症って何が違うの?~
頚椎捻挫とは交通事故やスポーツ事故などで頚部に不意に衝撃を受け、頸椎周囲の筋肉や靱帯、神経や血管などの組織に損傷を受けた状態を言います。
また局所的なズキズキっとした痛みに加えて首や肩の動きの制限、頭痛を伴う事が多いのが特徴です。
頚椎捻挫は、『外傷性頚部症候群』や『むち打ち症』などと呼ばれることもあります。
それでは頚椎捻挫がどのような怪我なのかをお話していきましょう。
-
頚椎捻挫の原因
頚椎捻挫は受傷時に反射的に頚椎への損傷を避けるために首の筋肉が緊張することで生じます。
筋肉や腱といった軟部組織が破壊されて、新しい組織に置き換わる際に繊維組織が厚く硬くなり、自由な動きを妨害してしまいます。
衝撃の大きさによっては筋の部分断裂や靭帯の損傷が生じることがあります。
受傷後しばらくの間(1~3か月)は局所に痛みが生じます。
骨折や脱臼がないのに長期にわたって頚椎のカラー装着を行うと、頚部痛や肩こりが長期化する原因となります。
また『むち打ち症』は医学的傷病名と混同して使用されることがあり、受傷原因や外傷程度により症状はさまざまで、治療方法や期間は多岐にわたります。
『むち打ち症』は医学的な傷病名ではないので、頚部の衝撃的な揺れ動きにより生じた外傷性頚部症候群(頚椎捻挫・頚部挫傷)、神経根症(頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症)、脊髄損傷などの様々な症状の総称のようなものになっています。
なので交通事故後に『むち打ち症』が疑われる場合は、病状などによってレントゲン撮影やMRIなどの精査を受ける事ができる、整形外科の診察を受け
ることをお勧めします。
-
頚椎捻挫の症状
交通事故などで頚部の挫傷(頚椎捻挫)の後、首の痛みなどが起こり、ひどい場合には肩こり、頭痛、めまい、手のしびれ、吐き気、などの症状がでます。捻挫の場合はX線(レントゲン)検査での骨折や脱臼は認められません。
また頚椎捻挫が重症化した場合には、交感神経や筋肉が異常に緊張することにより、腰が重い、肩がこる、上半身がしびれる、眼が疲れる、だるいなどの症状が見られます。
このような頚椎捻挫発症後の症状に長期間、悩まされる方もいらっしゃいます。
頚部の損傷には種類があります。
◯頚椎捻挫型
むちうち損傷の70%を占めるといわれています。
首の捻挫で、頚椎を支えている靭帯や筋肉を損傷している場合。
・頭痛
・首や肩の痛み
・首の運動制限(前後左右にほとんど動かない)
◯神経根損傷型
脊髄から出ている神経の根元を損傷している場合。
・首の痛み
・肩から腕にかけての痛み
・知覚障害
・しびれ
・脱力(体に力が入らない)
◯脊髄症状型
頚椎の中を走っている脊髄やそこから伸びている神経が損傷している場合。
・腕の痛みやしびれ
・足の痛みやしびれ
◯バレー・リュー症候群型
交感神経と副交感神経からなる自立神経が損傷している場合。
・頭痛
・めまい
・吐き気
・耳鳴り
・難聴れ
◯脳脊髄液減少症
脳脊髄液(髄液)がクモ膜下腔から漏れている状態。
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・倦怠感
などに種類分けされます。
-
頚椎捻挫の治療法
頚椎捻挫受傷直後はRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を行います。
骨折や脱臼がなければ、受傷後2-4週間の安静の後は頚椎を動かすことが痛みの長期化の予防となります。
長期間の安静は痛みを長引かせる原因になるので、安静期間はできるだけ短い方がよいでしょう。
症状が落ち着いてきたら、オークス鍼灸整骨院では症状に合わせて、電気療法、超音波療法(温熱療法)を行います。
慢性期には安静や生活制限は行わず、エクササイズやストレッチを中心とした体操をしっかり行うことが最良の治療となります。
-
頚椎捻挫の予防改善のために
頚椎捻挫は交通事故によって引き起こされることが多いため、事前に予防をすることが難し怪我です。
しかし日頃から急に首を動かさないこと、ストレッチをして首周りの筋肉を柔らかくすることが予防に繋がります。
頚椎捻挫の長期化により慢性的になってしまった肩こり、頭痛などは頚椎を動かさないことによって、筋肉がコリ固まってしまう、痛みによって不良な姿勢をとってしまい姿勢が乱れることで、起こりやすくなると考えられます。
そんな症状におすすめのメニューをご紹介します。
肩こり・猫背整体の手技に含まれる、「肩甲骨はがし」で肩甲骨周りの凝り固まっている筋肉をほぐし、肩甲骨の可動域を拡大することで、肩こりや姿勢不良などの改善ができます。
硬まってしまった筋肉を緩めたり、コリをほぐしたい方にオススメです!
心地よいリズミカルな刺激で優しく筋肉をマッサージします。優しく筋肉に刺激を加えることで血流の改善を促し、『疲労回復』『コンディション維持』に効果的です。筋肉本来の働きを甦らせたり、潜在能力を発揮させる働きがあります。強い刺激が苦手な方でも気に入っていただける手技です。
肩こりでお悩み方は、お気軽にオークス鍼灸整骨院 佐倉志津店・柏店にご相談下さい(^^)
-
引用・参考文献
日本整形外科学会HP(外傷性頚部症候群)(むち打ち症)